加工方法の種類
代表的なプレス加工方法の種類をご紹介いたします。
圧延加工
圧延加工とは、二つの円筒状の工具(ロール)を回転させて、ロール間のすきまを材料の大きさよりも小さくして、材料を鍛錬すると同時に目的の形状に延伸させる加工法です。圧延加工では鋼片(素材:スラブ、ブルーム、ビレットなど)と鋼片から作られる製品(板材、棒線、管など)があります。
押出し加工
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- 直接押出し加工
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- 間接押出し加工イメージ
押出し加工とは、素材に圧力を加え工具(ダイス)の孔から押出す加工法です。押出し加工は、前方押出し(直接押出し)と後方押出し(間接押出し)に分類されます。押出し製品にはアルミニウム系の材料が多いですが、銅系、鉄鋼などの製品もあります。複雑な断面形状の成形に適しており、例えば押出し製品としてアルミニウム合金サッシがあります。
引抜き加工
引抜き加工とは、孔のあいた工具(ダイス)に棒、線、管を通し、先端を保持した状態で引張り径を小さすることによって、目的の断面形状を有する長尺材を作る加工法です。引抜き加工は通常冷間で行われ、十回程度の引抜き加工を繰り返すことによって製品が製造されています。製品は高強度化され寸法精度及び表面性状は良好になります。例としては、電線、ピアノ線、注射器具の針などがあります。
鍛造加工
鍛造加工とは、塊状の素材に対して工具を用いて圧縮力を加え、成形と鍛錬を同時の行う加工法です。鍛造加工の歴史は非常に古く、紀元前4000年ころから行われていたといわれています。加工形態では、自由鍛造と型鍛造に分類されます。また加工する際の温度によって熱間鍛造と冷間鍛造に分類されます。熱間鍛造では加工力が小さくなるため、大きく変形させることができます。一方、冷間鍛造は熱間鍛造と比較して、製品の表面性状及び寸法精度が優れています。自動車部品を始め、ボルト、ナット、歯車など様々な用途に使用されています。
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- 自由鍛造
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- 型鍛造
転造加工
転造加工とは、回転鍛造とも呼ばれ、回転あるいは揺動する機械あるいは工具を使用する加工法です。逐次的な加工になるため加工力を小さくすることができます。製品としては、ねじ、歯車、リング形状の部品などがあります。
せん断加工
せん断加工は、パンチとダイスと呼ばれる工具を用いる切断加工技術の一種です。レーザーなどの他の切断加工法と比較すると高効率であることと、ほとんどの材料に適用できる点が特徴です。せん断加工には、打抜き、穴あけ・穴抜き、分断、シャーリング、切欠き、トリミングがあります。
曲げ加工
曲げ加工とは、素材に曲げ変形を与え目的の角度、半径を持つ形状に成形する加工法です。曲げ加工における素材は、板材、角材、管材などがあります。曲げ加工の形式としては、型曲げ(V曲げ、U曲げ)、折曲げ、ロール曲げがあります。
絞り加工
絞り加工とは、パンチとダイスという工具を用いて板材から容器状の形状に製品を作る加工法です。絞り加工は、初絞りと再絞り加工に分類されます。初絞りでは、素板の周辺をしわ押えと呼ばれる工具で拘束しながら中央部をパンチで素材をダイスに押込むことによって容器を作ります。再絞りでは成形を繰返すことによって、容器状の製品をさらに細く長く成形することができます。






